万年筆使いアキラ

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『ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以前』を読みました。

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先日、日本在住のイタリア人の男性の方と一緒に飲みに行く機会に恵まれました。恥ずかしながら、外国の人とお酒を飲みに行ったのははじめてでした。笑

イタリアの男性ってラテン系でフェロモン溢れる人としかイメージがなかった僕なのですが、その方は全然違うタイプ。

知的でまじめで、考え方はまるで「サムライ」のようでした。でも、それでいてとってもお茶目。もうその男性の大ファンになってしまいました。

歴史好きの僕がついつい歴史人物の話題をしてしまうと、その男性が最も尊敬する歴史上の人物は「もちろん、カエサル!」とのお答え。

「カエサルは全てを手に入れた魅力的なオトコ。同じ時代に生きて、彼に会ってみたかったなぁ~」から始まって、ゆうに2時間以上!笑

いかにカエサルが偉大で人望があり、女にもモテモテだったのかを面白おかしくお話してくれました。

「君もカエサルについてもっともっと知るべきだ!」と日本人以上に日本語の語彙が豊富な彼が僕にススメてくれたのが、塩野七生著「ローマ人の物語」です。

カエサルに興味津々になってしまった僕。

さっそく本屋に走り、新潮文庫からでている文庫本「ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以前」の上・中・下を購入しました。

この「ローマ人の物語」はベストセラーであり、読まれた方も多いと思いますが、あえて書きますと、ローマ帝国の歴史を一から述べられているもの。

「ユリウス・カエサル ルビコン以前 上・中・下」は巻数でいうと「8・9・10」巻なので、最初はうまく歴史の流れや用語が理解できませんでした。

「執政官」とか「会計検査官」とか「護民官」とか・・・勉強不足ですみません。笑

でも、上巻の50ページを読み終えたあたりから、塩野七生の素敵な文章もあいまって、カエサルの人生のあまりの面白さにあっというまにその世界に引き込まれました。

久しぶりの徹夜で読み終えて、「カエサルってなんてカッコいいんだ!!」と少年のように憧れを抱いてしまいました。

本の内容についてははネタばれにならないように詳細はひかえますが、むちゃくちゃ素晴らしい!

ガリア征服のくだりは下手なファンタジーや小説以上に面白く、全文をとおして、現代人の生き方にとても参考になるものです。

イタリア人の彼が言っていたように、僕もカエサルに会ってみたくてたまらなくなりました。

カエサルの英雄的活躍と多くの人間模様。これは絶対におススメです!!!!

「ローマ人の物語」は全43巻の大作ですが、8巻から読んでしまった僕的には、やはり1巻から読むのがいいかなぁと思います。

それは、前述しましたが、歴史の背景や用語が頭に入っていたほうが「カエサル」をさらに楽しめると考えるからです。

とは言いつつも、カエサルのルビコン以後が早く読んでみたくてしかたがないのですが・・・

いかがでしたか?最後まで読んでいただいてありがとうございました。

以上、「『ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以前』を読みました」の記事でした。

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ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)

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