こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
僕は万年筆が大好きです。「ボールペンのように多くの人々が万年筆を普段使いする魅力的な世界の実現」という偉大なる野望のもとに日々密かなる活動をしています。(大げさですいません)
万年筆は長い間使えると言うけど、本当に使用感は悪くならないんだろうかとか、飽きずに使っていられるのだろうかとか思う人も多いのではないででしょうか?
そこで、今回はパイロット社カスタム74の18年経過後の使用感について書いてみます。
僕はパイロット社の万年筆カスタム74中細字を約18年前にプレゼントで貰ってから、仕事上の営業レターを書くためなどに12年間は毎日のように使っていました。
僕の筆圧が強かったせいもあってペン先が軟くなり、営業レターを書くのに字が太くなり過ぎたように感じ、転職をしたのをきっかけにこの6年間ほどは全く使わないで机の中にしまっていました。(なんて可哀想なことをしてしまったのでしょう・・)
でも、最近、少しペン先の調整をしてもらったことをきっかけに手紙を書いたり日記を書くのに使い出しました。
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パイロットカスタム74の経年使用感
書き味はとても良くなっています!
若かったころからの強い筆圧を軽くする練習をしたせいでしょうか、まるで全く違う書き味の感覚があります。
筆圧を強く書いていたためにやや軟らかく変化したペン先が、今の軽い筆圧にとても合っていて書きやすくなっています。新品のころよりむしろ書きやすくなった18年使用のカスタム74に驚きを隠せません。
僕の筆圧の変化も要因だろうと思いますが、それ以上に僕の書き癖に18年の時を経てカスタム74がうまく適合してくれた結果だといえます。18年前にプレゼントされて12年間毎日のように使い、そして今しばらくの休息を経てまた快適に使えるというパイロット社カスタム74の優秀さと素晴らしさに正直に感動しています!まさにmade in Japanの誇りですね。
外観はほとんど劣化していません!
まず、1992年から同じ外観で今日まで販売されているパイロット社のカスタム74の外観スタイルは今使っても全く陳腐化していません。
劣化についてお話します。僕はカスタム74をプレゼントされたので販売価格がいくらなのか知らなかったのですが、きっと高いんだろうと思って比較的丁寧に使っていました。
そのことも影響しているとは思いますが、18年使用のカスタム74は今でも新品と言われればそう信じるくらい外観的に全く劣化していません。もちろん、使用による細かい傷はできていますが・・・
逆に、軸の樹脂のなんともいえない18年の経過を醸し出すような微妙な変化が、かえってこの万年筆への愛着を深めてくれます。これが万年筆の良さなんですね。
※カスタム74の外観ですが、発売当初には一部のペン先用に現在の外観とは違うベスト型が販売されていました。短い期間であることと、ほとんど知られていないことから「1992年から同じ外観」という書き方にしています。
興味のある方はネットで「カスタム74のベスト型」で検索してみてくださいね。
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18年後の今も問題無く使えることに感謝!!
18年経っても問題無く使える商品って本当に感謝です。
昔、カスタム74を購入したりプレゼントでもらったけれども、しばらく使っていない人にはもう一度使い出すことをおすすめします!新鮮な驚きがあるかもしれません。
特に若いころは筆圧高めで万年筆が使いにくいと感じていた方にはぜひもう一度使ってみてほしいです。
僕のように筆圧を軽くする練習をしなくても、やっぱり若いころからは年々筆圧は軽くなっていくものです。(老化というか、筋力の衰えというか・・・・・笑)
パイロット社のカスタム74は久しぶりに使っても変わらぬ性能で答えてくれるはずです。若いころと違った感覚で素晴らしい書き味を楽しめることでしょう。
最後に
カスタム74は多くの人がプレゼントに選ぶ万年筆のひとつです。僕と同じように、昔、プレゼントされたけど、今は机のひきだしの中に閉まったままの人も多いのでは。
本当に素晴らしい万年筆ですので、ぜひ、机の中から出してもう一度使いはじめてみてくださいませ。万年筆使いのワタクシめとしては強く強くおススメいたします。
いかがでしたか?万年筆を長い間使うとどうなるのかという疑問へのご参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
以上、「パイロットカスタム74の経年使用感」の記事でした。※記事の最新更新日は2017年4月27日です。
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