こんにちは。
読んでもらってありがとうございます。
2017年に入ってトランプ新大統領になり、移民の入国規制政策についてのニュースがさかんにTVで流れていますね。
でも、ほんとはアメリカこそ移民の国!人種のサラダボールなのです!!(みんな知ってますね。笑)
そんなことを考えていて、ふと思いたち、映画「ゴットファーザー」シリーズをまた見てしまいました。(たぶん、50回目くらいですが・・・)
何回見んねん!って思うでしょうが、何回見ても面白い映画で見るたびに新鮮な感動を覚えます。
でも今回は映画では無く、あえて原作小説について書いてみます。
小説「ゴットファーザー」について
原作小説のタイトルも映画と同じで「ゴットファーザー」です。映画製作の前の1969年に世界的なベストセラーになった本です。作者はマリオ・プーヅォ。現在、日本では早川書房から一ノ瀬直二訳で出版されています。
実は、この小説を10年ほど前に購入してから、僕はもう何度も読み返しています。(だぶん、15回くらい・・・・)何回読むねん!!でも僕は一度好きになるととことん好きでいる一途なオトコなんです。(笑)
さて、小説のストーリーは映画「ゴットファーザー パート1」に凝縮されて映像化されていますので、映画を見てから読む人にとっては、小説の内容と映画の内容とのストーリー的な大きな差異はないかなぁと感じるはずです。
ですが、文字で読むと映像以上にその内容の深さに感じ入ります。
おすすめの読み方は「人生訓」という視点で読んでみることです。
日本語訳が日本人が読むうえで違和感の出ない素晴らしい訳であるのもあって、小説のなかに人生を生きるうえでの多くの教訓を読み取ることができます。
読むときの自分の年齢や経験と重ね合わせて学ぶものが多くて、考えさせられる台詞も多い小説です。
小説の1章に「ドン・ヴィトー・コルレオーネは、誰もが助けを求めに来て、しかも決して裏切られることのない男だった。」とあります。なぜドン・コルレオーネがそこまでの大物になれたのか、どういう生き方・信念を持って行動したから大成功できたのかという視点で読んでみてください。人と関わって仕事をしている方にとっては最高の教訓を読み取ることができるでしょう。
よく「ギブ&テイク」といいますが、この小説に書かれている人生に対する教訓は「ギブ、ギブ、ギブ、ギブ、ギブ・・・ギブ&ビッグテイク」なんだと僕は読破3回目で気がつきました。(遅い!)
見返りを期待せずに与え続けることが、逆に大きな見返りを産むということをこの小説は教えてくれています。もちろん、小説では、多くの犯罪に手を染めながらの「ギブ、ギブ、ギブ、ギブ、ギブ・・・・ギブ&ビッグテイク」ですので、映画同様に大変悪い出来事も主人公達の人生に起こってしまっていますが・・・(笑)
映画「ゴットファーザー」シリーズがお好きな方はぜひ読んでみてください。逆にこの原作小説のほうが好きになるかもしれませんよ。
登場人物について
小説内には映画「ゴットファーザー」シリーズでは映像化されていない登場人物の細かいエピソードが出てきます。映画のファンにはたまらない内容だと思います。
僕は映画ではコルレオーネ・ファミリーの幹部・クレメンツァが好きですが小説のなかのエピソードを読んでさらに好きになりました。
小説内のトムやジョニー・フォンテーンの細かいエピソードも面白いですよ。
映画「ゴットファーザー パート3」でソニーの婚外子のビンセントが出てきますが、ビンセントの母・ルーシーの多くのエピソードを小説で読んだうえで「パート3」を観賞すると「パート3」の評価が読むまでとは違った評価になるかもしれないですよ。
ぜひ素晴らしい読書体験を!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
以上、「アメリカが好きになる読み物(ゴットファザー編)」の記事でした。
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