こんにちは。読んでもらってありがとうございます。
7月もあっというまに終りに近づき、真夏本番の8月ももうすぐ。今年も暑中見舞いの季節がやってきましたね。
万年筆ブームと言われているこの頃なので、初めて購入した愛筆で友人や知人に手書きした葉書を書いてみようかなぁと思っている人も多いのではないでしょうか。
でも、最近のゲリラ豪雨がちょっと心配なことを思い起こさせます。それは雨によるインクのにじみです。
郵便局の人も雨に濡れないように大変気をつけていただいていますが、やっぱり突然の雨にはかなわないのでは。
せっかく心を込めて書いた文字や宛名がにじんでしまって相手に届くのはちょっと残念な気がします。
そんなお悩みをお持ちの人に、今回は耐水性の高いプラチナ万年筆のインク・ブルーブラックをご紹介しようと思います。
プラチナ・ブルーブラックは古典インクです。
古典インクというと、昔のもの?って思うかも知れませんが、そうではありません。
現在は染料インクや顔料インクが主流ですが、旧来から存在しもともとは主流だった成分のインクなので「古典インク」と呼ばれているだけです。
今、ご紹介しているプラチナ万年筆ブルーブラックはこの「古典インク」。唯一の国産古典インクです。
このインクは難しく言うと、鉄イオンがタンニン酸や没食子酸と反応し黒色の沈殿を生じて紙に定着するという科学反応を利用したインク。
これは文字を確実に保存するために考えられたものなのです。水に強くとても長期保存に適しているという特徴があります。
また、文字を書いた直後はブルーですが、だんだんと黒色になっていくのも特徴です。
暑中見舞いを書くなら最適なインクの1つです
前述したように、プラチナ・ブルーブラックは水に強い古典インクなので、突然の雨などによる文字のにじみ等の心配無しに安心して葉書に使用できます。
書いた直後の色は「ブルーブラック」としてはやや明るめのブルーです。
葉書が届くころには黒がやや強くなっているとは思いますが、夏らしい涼やかな印象を葉書をもらった人は受けるはず。
また長期保存の適していますので、夏休み等でしばらく会わない大切な人への思いを込めたメッセージには最適ですよ。
プラチナ・ブルーブラックを使う上での注意点
科学反応(酸の反応)を利用したインクですので、メンテナンスには少し注意が必要です。
できれば2ヶ月に一度はニブ(ペン先)の洗浄をしたほうがいいでしょう。特にステンレス製のペン先の万年筆での使用には細かいご配慮を。
暑中見舞いを書くときだけに使う人は、書き終えた後には必ず洗浄して万年筆を保管してくださいね。
どのくらいの期間で万年筆に影響が出るという確証はありませんが、長期間、「古典インク」を入れたまま万年筆を使用しないのは良くないことですよ。
古典インクの魅力にはまってしまったら
上記したメンテナンス性の点から、最近はほとんどのインクが染料系か顔料系になっています。
でも、書いた直後の色がだんだんと変色していくというこの魔術的な古典インクの魅力にはまってしまう人も多いのではないでしょうか。
同じブルーブラックなら、ペリカンのブルーブラックも古典インクです。プラチナ・ブルーブラックよりも黒が強い落ち着いたブルーです。よかったらお試しを。
ペリカンのブルーブラックについてはぜひこちらの記事も読んでみてくださいませ。
www.akira-mannenhitsu.comまた、プラチナ万年筆からはカラフルな6色の古典インク「クラッシックインク」が販売されています。
こちらも色の変化がはっきりわかってとても楽しいインクですよ。「クラッシクインク」についてはこちらの記事をぜひ読んでみてください。
いかがでしたか?ぜひプラチナ万年筆インク・ブルーブラックのご購入の際の参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「初心者必見!プラチナ・ブルーブラックは水に強い!」の記事でした。
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