万年筆を使っていると、思いもよらぬアクシデントに遭遇することがありませんか?
僕の場合、過去、いろいろなアクシデントにみまわれてきました。
最近の一番の失敗は書斎で日記を書いているときに、ついボーっとしてしまって、愛用のパイロット・フォルカンをペン先から机に落としてしまったことです。泣
あーっ、しまった!と思ったときには後のまつり。見た目には変調は発見できなかったのですが、書き味にかなりの変化が発生!!!
しなやかにさらさら書けていたのが、ザラザラと違和感のある筆記感に・・・・
メーカー保証の修理に出そうか出すまいか迷っていると、なんと!いきつけの文具店で近々に「ペンクリニック」が開催されるという情報を入手!
これも日頃の行いの良さですね。笑
天の助けとばかりに予定を調整して早速行ってみたところ、あっという間にフォルカンの不調を直していただきました。
とても感動しましたので、ご紹介したいと思います。
パイロット・万年筆ペンクリニックの良さ
今回は僕の地元の京都・丸善本店で開催されていました。
当日、13時ごろに行ったところ、意外や意外、大変な混雑で15時まで待つことに。
なんだかんだ言っても、万年筆好きの人って多いんですね。今回はお若い人がたくさん並ばれていて万年筆好きとしても嬉しいかぎりでした。
この日に受けれるペンクリニックは万年筆2本まで。
僕はペン先から机に落としてしまったパイロット・フォルカンと父からもらったパイロット・カスタム74のFM字を持参。
予約の時間になったり、やや緊張してペンクリニックに向かうと、ペンドクターの奥野さんがさわやかな笑顔で応対してくれました。
「愛用のフォルカンで日記を書いているときに、ボーっとしてしまって、机の上にペン先から落としてしまったんです・・」と半泣きになりながら事情説明。
「えっ!フォルカンですか・・・!!」と絶句され、これは直らないかもと心配に・・
「フォルカンは他のニブに比べて柔らかいので、最悪お預かりして修理になります。」と言いながらも、慣れた手つきでニブを調整していってくれます。
これ僕が女子だったら「惚れてまうやろ!」っていうくらい鮮やかな手つき。
10分ほどのニブの調整の後、「一度書いてみてくださいね。」と渡されたフォルカンを試し書きすると「もうこれ前よりええやん!」というくらいすっかり直ってました。
さすが!です。
「今回は軽症で済んだけれど、くれぐれもボーっとしないように」と笑いながら注意をしてくれたペンドクターを心から尊敬してしまいました!
カスタム74のFM字のほうも、インクの出具合をさらっと調整してくれて、新品以上の書き味になりました。
ペンクリニックはこんな人におススメ
僕のようにペン先を痛めてしまったけど、修理に出すほどなのかそうではないのか迷う人。
永年使用して万年筆のメンテナンスを受けたい人。
ペンドクターの意見を聞いてどの万年筆を購入するか決めたい人。
などに絶対におススメです!
ペンクリニックは全国各地で行われていますが、残念ながら不定期です。
お近くの大手百貨店や大手文具店のホームページでチェックしてみてくださいませ。
春と秋に開催されてることが多いように思いますよ。
いかがでしたか?ぜひご参考になさってください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「万年筆のちょっとした不調のときに」の記事でした。
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