こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
観光で来られる人が京都らしさを感じるものとして「京町家」をあげる人の多いのではないでしょうか。
京都最大のビジネス街である四条烏丸のすぐ近くに「京町家」の風情を味わえる場所・膏薬辻子(こうやくのずし)がありますのでご紹介します。
膏薬辻子(こうやくのずし)とは
京都には辻子(ずし)とか路地(ろうじ)と呼ばれる細い道がたくさんあります。膏薬辻子もその1つです。
むちゃくちゃ変わった名前なので興味をそそられる人も多いのでは。
場所は阪急電車「烏丸駅」か京都地下鉄「四条駅」で下車して四条通を西へ約300メートル行ったあたりにあります。
四条通の南側の側道を歩いて行くと案内看板が出ていますので、すぐにわかるはずです。
珍しい名前ですが、現在は地名にはなっていません。迷いそうな人は「新釜座町」をグーグルマップ等で見て行ってくださいね。
京都市の駒札の説明によると膏薬辻子という名前は平将門の供養を空也上人(くうやしょうにん)がこの地の神田神宮で行ったことから派生したとのこと。
「空也供養(くうやくよう)」が「こうやく」になまって、細い道を表す「辻子」がくっついた結果、「膏薬辻子」になったということらしい。地名って面白いですね。
膏薬辻子はビジネス街の異空間
案内板にしたがって四条通から膏薬辻子に入っていくとそこは石畳と京町家が連なる異空間です。
古い京町家を利用した居酒屋さんも素敵な佇まいです。
あぁ入ってみたい!中でビールが飲みたい!そう思わせてくれる風情があります。
他にも町家の雰囲気を漂わせたホテルやお店が連なっていて、タイムスリップしたような錯覚をしてしまいます。
さらに南に進んでいくと、これもまたいい感じの町家を利用した喫茶店。
あぁコーヒーが飲みたいなぁってきっと思いますよ。(笑)
こんな素敵な場所があったんだ!って思っていると意外にすぐに終わってしまいます。膏薬辻子は四条通から綾小路通までのとても短い細道なのです。
綾小路通で膏薬辻子を出ると東方向に重要文化財の「杉本家住宅」があります。これも京町家好きには堪らない趣のある建物です。
かつての豪商「奈良屋」の繁盛を思い起こさせる間口の広さです。「うなぎの寝床」で有名な京都ではびっくりするくらいの広さなんですよ。
年に3回、見学できる機会がありますので、中を見たい人はそれに合わせて行ってみてくださいませ。「ザ・京町家」が見れます。祇園祭のときは夜も見学できますよ。
膏薬辻子は四条通から綾小路までのほんとに短い細道ですので、所要時間は普通に歩くだけなら5分もかかりません。
写真を撮ったりしても30分もいられないでしょう。(笑)
ちょっとした京町家体験が終わったら、付近は祇園祭りの鉾町なので、いろいろ探索してみるのも楽しいですよ。
もちろん、京都の繁華街の四条通や河原町も大変近いので、そちらも楽しんでみてくださいませ。
いかがでしたか?京都に観光に来られる際のご参考になさってください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上「京都・膏薬辻子(こうやくのずし)に行ってきました!」の記事でした。
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