小説などを読むとき、その本から何かを得たいとかまるっきり意識していない場合がありますよね。
ふらっと書店で見かけて「面白そうな小説だなぁ」とか「賞を取った小説だし読んでみようかなぁ」って感じで。
もちろん、そんな感じの読書は大変楽しいことですし、僕自身も無茶苦茶大好きなことです。
でも、実はそんな感じで楽しみのために本を読むにしても、無意識にやっぱり「何かを得たい」「答えはないか」と思って読んでいるのではないかと思うのです。
例えば、笑える本を読みたい人は無意識に「嫌だったこと」等を忘れるために。
ミステリーを読む人は「退屈な日常」を忘れるための答えとして・・・
恋愛小説を読む人は「自分の恋愛における答え」を探しているのでは。
かくいう僕も意識的か無意識は別として、本のなかに何かの「答え」を探してしまっています。
今回は、ちょっと大げさですが、無意識のなかで「最近、人生がうまくいかないなぁ~」と自分が思っているのではと思う人へおススメしたい本があります。
それが『フランクリン自伝』です。
フランクリンの基礎知識
『フランクリン自伝』の著者はアメリカ建国の父の一人である偉大な人物・ベンジャミン・フランクリンです。
アメリカの100ドル紙幣に肖像画が採用されているのでも有名な人。
印刷業で成功をおさめ、政治家としても、アメリカ独立宣言の起草委員の一人になるなど、アメリカ独立に多大な貢献をした立志伝中の人物です。
『フランクリン自伝』の良さ
ベンジャミン・フランクリンが自分の人生で得た教訓を、前半は息子に伝えるために、中盤以降は一般の読者に伝える形式で書かれています。
まるで歴史的人物が自分のためにその人生の出来事を語ってくれているように感じるのが良いところです。
これは日本語訳の良さもあるとは思いますが、少し昔風の言葉使いを読み進めるにつれ、18世紀の偉大な人物に教えを受けているように思えてきます。
昔の人の教訓なので現代には通じないように思いがちだと思いますが、そんなことはありません。本の全体を通じて「人生における成功」のヒントが満載です。
特に有名な「13徳樹立」の章は現代に通じる教訓に満ち満ちています。節制や勤勉、誠実などの徳をいかにして習慣づけるかのメソッドはすばらしいです。
今の資本主義の日本でも、この「13徳」を習慣づけられたら、一定の成功は間違いないのではと本当に感動していまいました。
そこで、早速、この1月から実践してみています。(単純でしょ!)
でも、凡人の僕にはこのフランクリンの「13徳」の習得には、まだまだ果てしない時間がかかりそうです。笑
岩波書店版『フランクリン自伝』の付録として掲載されている「富に至る道」も僕的には素敵で得がたい文章だと思います。
「13徳樹立」の章と「富に至る道」だけでも十分な教訓が得れますが、なんとか通読をおススメしたい一冊です。
本国アメリカでロング・ベストセラーになっていることは伊達ではありません。
いかがでしたか?ぜひご参考になさってください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「人生に役立つ素晴らしい本の1つ!『フランクリン自伝』」の記事でした。
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