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しがらみだらけ!司馬遼太郎の「関が原」を読みました!

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町を歩いているときに突然テレビ局の人にインタビューされたことってありますか?

僕は今日、NHKの人に声をかけらてインタビューされました。

恥ずかしながら生涯初の出来事。笑

質問は今話題の小池さんの「しがらみのない政治」についてどう思うかでした。

実際、マイクをアナウンサーに向けられると僕はかなり緊張してしまいました。

質問を受けてから10秒ほど言葉が出てこず、同じ質問をもう一回される始末・・泣

アナウンサーが優しくフォローしてくれましたが、きっと放送はされないことでしょう。笑

僕は上手く答えないとダメ!という思いが先立ってしまって、思っていることと反対のことを答えてしまいました。笑

今日の僕のように緊張で本音が言えなかったという人もいると思いますが、人間はいろんな「しがらみ」があって本音をなかなか言えなかったり、言わなかったりするもの。

同じ事実に対してもそれぞれの人によって違う捉え方になったり、そのことに対しての本音を率直に話さないものです。

ましてや命や財産がかかる場面ではなおさらです。

やっと本題ですが、そのことを面白く体験させてくれるのが、今、映画化されて再度話題になっている司馬遼太郎の「関が原」です。

豊臣方や徳川方のそれぞれの「しがらみ」や事実の捉え方、考え方が素晴らしい文章とともに生き生きと伝わってきます。

戦国武将たちの命をかけた騙し合いや人間味あふれる行動。忠誠心と生き残りの戦略のなかで揺れる心。「しがらみ」を断ち切れる武将、そうでない武将。

新潮文庫から上・中・下巻で出ていてかなりの文章量ですが、あまりの面白さに僕は昨日1日で読んでしまいました。

おかげで肩がコリコリです。笑

小池さんがいう「しがらみのない」状態にするのは、ほんとのところなかなか難しいんだろうなぁと感じさせてくれる一冊です。

安部さんと小池さんの天下分け目の総選挙になりそうな今年の読書の秋、戦国時代の最大の「しがらみ」一杯の状況を読書体験してみてはいかがでしょうか。

ベストセラーなので、昔読んだという人も、読むときの年代によって、また違う感慨をえられるのは間違いない秀作です。

ネタばれにしたくないので、内容については書きませんが、映画化されるのも頷ける素晴らしいエンターテイメントでしたよ。

いかがでしたか?以上「しがらみだらけ!司馬遼太郎の「関が原」を読みました!」の記事でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)

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