綺麗に洗ってピカピカに光らせている自動車を見るのは気持ちいいものですよね。
何でもそうですが、メンテナンスをして物を大事にすると、自分自身の気持ちもリフレッシュができます。
普段使っている物でメンテナンスをしたら良い物はたくさんありますが、万年筆もその1つです。
万年筆をメンテナンスするのは面倒な感じがするという人も多いと思いますが、そんなことはありません。
本当に気軽で、とても簡単です。
各メーカーのホームページ等に正しいメンテナンスの方法も記載されていますが、今回は僕が普段している方法をご紹介したいと思います。
1・特にメンテナンスする日を決めない
「何ヶ月かおきにメンテナンスをしないといけない!」と堅苦しく考えてしまうと返って面倒くさくなってしまうものです。
僕の経験上、メンテナンスを楽しむには、休日でなんにもすることが無いときにするのが一番。
休日が不定期な僕は今日は平日ながらたまたま休日。所有する万年筆さん達の体を念入りに洗ってあげました。笑
なぜかはわかりませんが、とても良い気分転換になるから不思議です。
よく万年筆のメンテナンスは2ヶ月おき、3ヶ月おきにはやったほうがいいとも言われていますが、そこまでこだわらなくても調子が悪くなったことはありません。
ただし、半年以上、一文字も書かないのにインクを入れたまま放置するのは絶対にNGですのでご注意あれ!
2・ペン先を万年筆をぬるま湯に放り込むだけ
さて、メンテナンスの簡単な方法は、万年筆をペン先と胴体とキャップに分離して、ペン先を20℃くらいのぬるま湯を入れたコップに放り込み、約2時間放置するだけです。
これでペン先の汚れは基本的に落ちてくれます。
その後、ペン先をぬるま湯から取り出してテッシュで拭いて、インクの色が出なくなっていたらOKです。
経験的にはメンテナンス後も同じ種類のインクを使うなら多少インクのにじみがテッシュに残っていても何の問題もありません。
急ぐ人はペン先を1時間くらい水につけるだけでも、けっこう綺麗になりますのでお試しあれ。
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3・胴体やキャップを綺麗にするのは眼鏡拭きが一番
ペン先をぬるま湯につけている間に、胴体やキャップを綺麗にしておきましょう。
ハンカチやタオルなどで磨いてもぜんぜん大丈夫ですが、磨くのにベストなのは、眼鏡のレンズを拭く布です。
僕は眼鏡をかけているので何枚も持っています。とても使いやすくて、胴体がピカピカになります。
お近くの眼鏡屋さんで販売していますので、よかったらご購入してみてください。
4・胴体のネジのみぞは絵を描く筆でメンテナンス
キャップをはめ込むための胴体のみぞに小さい埃が入り込んでしまって、ちょっと不潔感がでる場合があると思います。
その埃は布で拭いてもなかなか取れにくいもの。静電気が発生して余計に小さい埃がついてしまうことも。
そんなときは、乾かした絵を描くための筆の先でさらさらっと埃を払ってください。
簡単に綺麗になりますよ。
最後に
万年筆は書けば書くほど自分の書き癖にペン先が馴染んでいって書きやすくなります。その上、メンテナンスを楽しみながら、たまに行うことで、どんどん愛着が沸いてくる不思議な筆記具です。
ぜひ愛筆と堂々と呼べるまで、ゆっくり付き合ってみてくださいませ。
いかがでしたか?ご参考になさってください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「初心者必見!とても簡単!万年筆のメンテナンス」の記事でした。
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