ついこの間まで、とても暑かったのに、ふと気がつくと肌寒さを感じる季節になってきましたね。
最近、とても時間の過ぎるのを早く感じてしまいます。まるで1年が3ヶ月くらいのよう・・・これは僕がアラフィフだからでしょうね。笑
僕にとっては「あっという間に秋」ですが、「秋の夜長」「読書の秋」であることには変わりありません。
せっかくの読書に最適な季節なので、新しい小説にも興味はあったのですが、学生時代に読んだ小説を読み返してみました。
若い頃に読んだときに感じたこととは違う感動をその長編にとても感じましたのでご紹介したいと思います。
銀河英雄伝説
その長編は田中芳樹著「銀河英雄伝説」です。
もちろん、あまりにも有名なSF小説ですよね。小説だけでなく、漫画化、映像化されている累計で1500万部を越える名作ですので読まれた人も多いことでしょう。
また、2018年4月からアニメが新しく放送され始めたので興味がある人も多いのでは。
ネタばれにはしたくないのでできるかぎり内容には触れませんが、学生時代には感動しなかったエピソードも、今、読み返してみるととても感動して号泣してしまいました。
何といっても、登場人物同士の深い交わりとそこにある「想い」に涙、涙、涙・・・・
僕的には赤毛の提督・キルヒアイスが幼いときに憧れの女性アンネローゼと交わした約束に忠実に生きる姿が一番泣けました。
キルヒアイスの生き方に「尊敬を通り越した尊敬」と「とてつもないカッコ良さ」を感じてしまいます。
かなうことがなかったとしても、純粋にただひたすらに一人を愛することの大切さや尊さを改めて学ばせてもらいました。
他にも、主人公の一人であるヤン提督とフレデリカとのエピソードや、ロイエンタールとミッターマイヤーとの友情と激闘も僕には涙なしには読めません。
この「銀河英雄伝説」は未来の宇宙を舞台にしたSFですが、根底には「人を愛するとはどういうことなのか」「無償の愛とは本来どうあるべきなのか」が書かれています。
そのことがアラフィフの今になってようやくわかりました。
若い頃に読んだときは「三国志」などのエピソードもたぶん取り入れてオリジナリティーを持たせたSFとして面白い作品だなぁとしか思っていたことが恥ずかしいです。
「見返りも求めずに人のために何かする」のと「何かの見返りを求めて人に何かをする」では大違いと言います。
前者を「愛」、後者を「恋」とも言うとある人から聞きました。
大変偉そうで恐縮ですが、そんな視点を持ちながらこの「銀河英雄伝説」を読み返すときっと新しい感動があるに違いありません。
文庫本で10冊の長編ですが、絶対に読む価値ありです!!
蛇足ですが、もう1つ。
僕だけかもしれませんが、若いころに「銀河英雄伝説」を読んだときは、宇宙での戦闘シーンがいまいちイメージできなかったのですが、今、読むとリアルにイメージできましたよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。ぜひご参考になさってください。
以上「何回読んでも感動!銀河英雄伝説」の記事でした。
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