猛暑が続いた今年の8月もやっと終り、今日から9月。
まだまだ暑い日もありますが、すっかり涼しくなりつつあります。
だんだん「読書の秋」になっていきますね。
さて、僕も季節に合わせて、最近、学生時代に熱中していた吉川英冶の小説「三国志」を読み返しはじめました。
何度も読む価値のある本はこの世にたくさんありますよね。
今、新潮文庫の4巻のまで読み終えた感想で言うと、この「三国志」もそのうちのひとつであることは間違いないと思います。
20歳くらいのころに夢中で読んだ三国志の英雄たちの活躍は、驚愕するほど面白かった。
余談ですが、おかげでコーエーの三国志ゲームを何回繰り返しやったことか・・・笑
今、アラフィフになって、もう一度読み返していくと、単純に面白いだけでなく、いろいろなエピソードが、今まで経験した人生と重なってきてより深く面白味を感じます。
たとえば、前半の見せ場の呂布がひっかる連環の計。
20歳のころはいくら絶世の美女とは言え、せっかく掴んだ栄誉をフイにするほど女性におぼれる心理が僕には上手く理解でませんでした。
でも、今、読むと「確かに絶世の美女にいろいろ仕掛けられたら、気持ちが揺らぐのが男の悲しいサガだな」と呂布の人間味に親しみを覚えたりもします。笑
また、昔読んだときは、劉備玄徳があまりに「まじめで良い人」過ぎて、「こんな善人が本当にいるのかな?」と思っていました。
今はその徹底ぶりが、かえって「なんでも徹底的にしたら、それが魅力になる」というふうに思えます。
「劉備は自分の魅力を高めるためにあえて善人を演じてる」とも思ってしまいます。
他にも、一度は曹操を助けたけれど、すぐに見捨てた陳宮。
昔は「この人は仕える人間を間違えた」と思っていました。
今は、自分の信念を貫いたその生き方にすごく共感を覚えてしまいます。
有名な三国志ですが、読んだことの無い人に、これ以上のネタばれになっては申し訳ないので、このへんで止めておきますが、読み返しは本当に面白いです!!!。
最後に、学生時代に読んだ吉川英冶歴史時代文庫版の「三国志」はすでに売却してしまっており、今回は新潮文庫版で読んでいるのですが、その良い点をひとつ。
それは、文字がかなり大きくなっている点です。老眼の症状がでている僕にも最適でとても読みやすいですよ。笑
いかがでしたか?
ぜひご参考になさってくださいませ。
以上、「何回読んでも面白い!30年ぶりに吉川英冶の三国志を読み返しています。」の記事でした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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