こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
最近、テレビや雑誌などで色々な文具が注目されています。その文具の代表格のひとつである万年筆を購入してみたいと思っている人も増えているのではないでしょうか?
ですが、なかなか自分に合う万年筆を見つけるのは大変ですし、何といっても筆記具の中では高価なものなので、買ってから後悔したくはないですよね。
そこで、今回は初めて万年筆を購入する人向けの『目的別の失敗しない選び方』について独断と偏見ながら書いていきます。
はじめに
まず、購入の前に確認したほうが良いのは、自分の筆圧です。よく鉛筆の芯が折れるかどうかや、ノートやレポート用紙の裏側にまで字の跡が残っていないかどうかで判断してみてください。
自分が『かなり筆圧が強い』と自覚のある人は目的別に高額の万年筆を選ぶ前に、まず、パイロットのカクノ(1000円税別)等の安価な万年筆を最初の1本に選ぶのがベストです。
カクノなどで『万年筆で筆圧弱くさらさら』書く練習をしてみてください。ある程度できるようになってから、目的別の1本を購入するほうが良いです。
でないと「せっかく1万円以上出して買ったのに、書き味悪い!」って思う可能性大です。万年筆は本当に素晴らしい書き味の筆記具です。それを楽しんでもらいたいので、あえておススメします。
味のある文字が書きたい人向け
万年筆で味のある日本語を書きたい初心者の人には、国産メーカーの万年筆をおススメします。
海外メーカーの万年筆はアルファベットを書くことを想定して作られているのに対して、日本メーカーの物は日本語のトメ・ハライ・ハネを上手に書けるように作られているからです。
これは同じ種類のペン先、例えば、同じM字を選んでも、海外メーカーのほうが太い字になることからもわかります。
味のある文字を書きたい目的の人の初めての万年筆としておススメなのは、パイロットのカスタム74か、プラチナ万年筆#3776センチュリーです。
2本とも前述した『かなり筆圧が強い』人でなければ、ある程度の筆圧の強い人にも快適に書けるように設計されています。どちらが良いのかは好みの問題なので、店頭で試し書きをしてみてくださいね。
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書道的に万年筆を使いたい人向け
書道を習っていた人がその実力を発揮して、素敵な縦書きの手紙などを書きたいという場合におススメなのは、パイロットのフォルカンニブか同じくパイロットのエラボーです。
フォルカンニブもエラボーも万年筆の数あるペン先の中で軟らかいペン先としてとても有名ですし、どちらかというと2本目の趣味の万年筆として紹介される場合も多いです。
でも、書道の心得のある人なら、最初の1本にしても満足できるはずです。書家のようなとても美しい日本語を書ける能力のある万年筆です。
フォルカンのほうが筆に近い書き味ですが、エラボーのほうがすらすら早めに書くには向いています。どちらが良いかは、じっくり試し書きをしてみて決めてくださいね。
ファッションのひとつとして楽しみたい人向け
デザインの優れた万年筆は見ているだけでも楽しいものです。筆記具のなかで美しさにこだわって製造されているものが一番多いのも万年筆です。
万年筆をファッションのアイテムのひとつとしてを楽しみたい人が初めて購入する場合には、伝統的に高級筆記具の歴史のあるヨーロッパなどの海外製がおススメです。
「えっ!いきなり海外製はどうかなぁ」と思うかもしれませんが、お洒落なデザインの海外製のほうが絶対に満足感が高いです。国産にもお洒落な物もありますが、海外製の素敵さにはかないません。
おススメのメーカーはパーカー、モンブラン、ペリカン、ウォーターマンです。それぞれ素晴らしいデザインでいつまでも見とれてしまうはずですよ。
インクを楽しみたい人向け
色々な万年筆インクを楽しみたい人には、パイロットのカクノなどの安価な万年筆がおススメです。
理由はたくさんのインクを使って、カラフルな手紙やイラストを書きたい人にとっては、何本か万年筆がないとインクの入れ替えの度ごとに万年筆を洗浄するのは面倒だからです。
インクによって使い分けれるように安価なものを選択するのがベストなのです。予算的にも1万円以内で3本程度と数種類のインクが楽しめる方法です。
カクノは値段以上の優秀な書き味ですし、セーラー万年筆やプラチナ万年筆の1,000円の万年筆もとても書きやすく、インクを楽しみたい目的であれば十分な性能があります。
最後に
万年筆を購入する目的は他にもあると思います。万年筆好きのワタクシめとしては、初めて購入する人が、たくさんの目的に合わせていろいろな万年筆を試してもらえたらなぁと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「初心者必見!目的別・失敗しない万年筆の選び方」の記事でした。
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