万年筆はその名のとおり、長い間使える物です。普通に使えば、そう簡単には故障は起こりません。
ところが、最近、所有している万年筆のうちの2本が同じ箇所で故障が出てしまいました。
その2本とも使用してまだ1年未満。
とても快適だったのですが、時期を同じくして故障してしまいました。
その故障した場所は万年筆で「首軸」といわれる箇所です。
インクの補充の際や洗浄の際にねじ込み式になっている胴軸と首軸は正常であればきちんとそれぞれに外れますよね。
ところが2本とも、胴軸と首軸を外す度に「首軸の金属部分と樹脂部分が外れてしまう」(国産メーカーのスタンダードな万年筆でイメージを)故障に・・・
じつは僕の使い方が悪かったのです。
みなさんの万年筆の「首軸」に故障が出ないように、僕の悪い使い方をご紹介しますので、ご参考にしてみてください。
首軸と胴軸をけっこう強く締めてました。
筆記するときにどうしても首軸が緩んだりしてるのが嫌で、「力一杯」っていう感じで首軸と胴軸を締めてました。
時には首軸と胴軸がなかなか取れないくらいに・・・
万年筆売り場に修理で持っていったところ、店員さん曰く、首軸の樹脂部分と金属部分は基本的に強力な接着剤で固定されていて、そう簡単には取れたりしないとのこと。
その部分が外れてしまうというのは、かなりの力で締めたのも原因のひとつではないかとの店員さんのご指摘。
「今後はあまり強く締めすぎないようにしてくださいね」とやさしく教えていただきましたが、修理に1ヶ月を要するとのこと。泣
「少し強く締めたくらいで取れるのもどうかと思いますが・・・」とフォローをしてくれましたが、今後は首軸と胴軸をやさしく締めて使おうと思っています。
今回の故障でわかったこと
あたりまえですが、万年筆は繊細な部分がある筆記具。力任せに使ってはいけないものなのです。
多少の首軸の緩みがあっても気にせず、緩みに気づいたときにやさしく締めてあげるのが上手な使い方。(これも万年筆売り場の店員さんに教えていただきました。)
また、今回の2本の万年筆のうち、1本は店頭で買ったので、保証書に日付や品番などのお店の記載があり無償で修理ができました。
が、もう1本はインターネットで購入したので、保証書には何の記載もありません。当然ですが、今回の故障は有償になってしまいました。
これも僕の不注意でしたが、購入時にはお手元の保証書の記載をきっちり確認したほうがいいですよ。
いかがでしたか?最後まで読んでいただいてありがとうございました。
以上、「たぶんそう簡単には起こらない万年筆の首軸の故障について」の記事でした。
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