こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
万年筆のインクと言えば『ブルーブラック』を思い起こされる人も多いのではないでしょうか。かくいう僕も『ブルーブラック』を使うときが一番好きです。
なぜなら、少し大人の気分という、少し小説家気分を味あわせてくれるからです。
でも、たくさんのメーカーから『ブルーブラック』が販売されているので、どのメーカーのものにしようかと迷う人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そのなかから僕の独断と偏見で選んだ魅力的な3つのブルーブラックインクについて書いてみます。
魅力的なブルーブラック3選
モンブラン・ミッドナイトブルー
深く濃いダークな色はとてもとても美しいです。『ブルーブラック』というよりも黒に近い深い青で、まさに深夜の夜の色です。
クリーム色の紙に書いたときの美しさはパイロットの『月夜』が西の大関なら、モンブランのミッドナイトブルーは東の大関といったところでしょうか。
また、ほとんどの万年筆でインクのフロー(万年筆からインクの出る量)が豊富になります。
M字以上のペン先の万年筆で使うのが書いた文字の味わいが出しやすいのでおススメです。
僕の汚い字でもノートの文字が『昔の文豪』が書いた文字のように味わい深く見えるのですから不思議なのです。(笑)
難としては、インクフローが良すぎるせいか、紙質によっては漢字がにじむので書きにくいときがあることです。
でも、そんなことは「ちっちゃいこと!」って言い放ってしまうくらいに魅力的なブルーブラックですよ。
ペリカン4001ブルーブラック
『古典インク』といわれる製法で作られている数少ないインクです。簡単に言うと鉄の酸化による反応を利用したインクで『古典ブルーブラック』ともいわれています。
特徴としては、最初に書いたときは濃いブルーなのですが、だんだん空気に触れて乾いてくると黒っぽく変色していきます。これがなんともいえないくらい素敵です。
僕的にはこの魔術的なところが大好きですし、万年筆を使う上での醍醐味のひとつだと思います。色目はグレーがかった濃いブルーでクリーム色の紙に良く映える色です。『ブルーブラック』の語感から色を想像するときにイメージする色に一番近い色です。ちなみに本来の『ブルーブラック』の意味は『書いた最初はブルーでだんだん黒に変色する』という意味です。
僕的には、ペリカンのブルーブラックは『ヨーロッパ人が書いた古い手紙のような色』という感じがして大好きな色目です。
難としては、素敵な特徴のある古典インクがゆえにメンテナンスに注意しないといけないところです。
普段良く使う万年筆であれば、2ヶ月に一度くらいの洗浄で十分ですが、あまり使わない万年筆で使う場合は、使用後すぐに洗浄することを心がけたほうが良いです。
セーラー万年筆ジェントルインク・ブルーブラック
昭和なブルーブラックとでも言いましょうか、そんなイメージです。
色は黒に近い青で国産のブルーブラックの中ではモンブランのミッドナイトブルーに一番近い落ち着いた色です。
ただ、モンブランとは違って『美しい』というよりは『もうほんとにまじめ』って感じがする色なのです。
僕の心を捉えて離さない魅力的なところは、セーラーのジェントルインク・ブルーブラックを使って書いているときに時々香るインクの匂いです。
これが何ともいえないくらい素敵な香りで、書くことへの集中を高めてくれます。ふーっと香る『まじめなオトナ』の匂いなのです。
難は全く浮かびません。あえて言えば、文具屋によっては販売していないお店があるくらいでしょうか。(笑)
あえて順位とつけるとすれば
3つともとても魅力的なブルーブラックですので順位はつけれないというのが本音ですが、あえてつけてみました。(独断と偏見です。すみません)
ビジネス向けなら
1・セーラー万年筆ジェントルインク・ブルーブラック
2・モンブラン・ミッドナイトブルー
3・ペリカン4001ブルーブラック
です。
手紙や日記向けなら
1・ペリカン4001ブルーブラック
2・モンブラン・ミッドナイトブルー
3・セーラー万年筆ジェントルインク・ブルーブラック
です。
どれを選んでも魅力的で素敵なインクです!万年筆使いのワタクシめとしては3つとも使ってみてほしいと密かに思っています。
※万年筆メーカー各社とも自社以外のインクを使用することは保証の対象外になる場合が多いですので、その点はご注意くださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
以上、「万年筆のインクで迷う人注目!・魅力的なブルーブラック3選」の記事でした。
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