人類の歴史上、たくさんの偉人と呼ばれる人たちがいます。
それらの偉人は、成功者であることは間違いないのですが、現代の感覚から言うと、特に英雄と言われる王侯貴族や将軍たちは「わがまま」放題なところもありますよね。
歴史を手繰らなくても、今、身近にいる成功者、例えば社長や部長なども、部下からみると、けっこう「わがまま」だったりします。
では、社会的に成功するには「わがまま」で無いと成功できないのでしょうか?
その一つの答えが今回ご紹介する本・トマス・J・レナード著『selfish(セルフィッシュ)』祥伝社のなかにあります。
この本のなかで紹介されている「セルフィッシュ」は、悪い意味での「わがまま」とは同意義ではありません。
悪い意味でなく、良い意味での「わがまま(セルフィッシュ)」が何なのかを明確に示してくれています。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので慎重に言葉を選んでいきますね。
まず、私の身近にいる人たちのなかで、自分らしく成功し人生を楽しんでいる人たちは、確かのこの本で言う「セルフィッシュ」に生きていると断言できます。
ひるがえって、私自身はと言うと、今までの人生はそれなりの生活を今のところ出来てはいますが、完全に「ノット・セルフィッシュ」に生きてきました。
学生のころは、親の期待や周りの友達にある意味「合わせながら」生きていましたし、社会に出てからは、仕事に「合わせながら」生きてきました。
だからと言って、思いっきり不幸だったかというとそうは思っていないのです。
でも、つまるところ、自分の望みどおりの人生だったかというとそうでは無い気がします。
今、私はアラフィフで、自称ですが「昭和的な労働をした最後の世代」です。
今で言えばスペシャル「ブラック」な企業に勤めて、朝9時~深夜23時頃までの労働は当たり前。休日出勤も多く、ひと月の間に自分の時間はほぼ無い感じでした。
仕事に合わせて、これに耐え抜けば「将来の安定」が約束されると思っていました。
振り返れば、「ブラック」な労働環境で頑張れた自分を褒めてあげたいですが、自分の幸せを追求していたかというとそうではなかったと今は思っています。
この本『selfish(セルフィッシュ)』は、良い意味での「セルフィッシュ」に生きることの大切さを気づかせてくれます。
この本に書いてあることを少し実践しただけで、私自身は「自分らしさ」を取り戻せました。
具体的には、自分のしたいことをまず優先して日々のスケジュールを組んでみただけなのですが、毎日に少しづつですが、ウキウキすることが増えてきました。
じつは、この本を読むまでは、私は「自分を優先する」人にあまり良い感情を抱けなかったのです。
しかし、今では、「自分を優先」して生きる人をとても素晴らしく思います。こころから応援したいと思っています。
この本は、そういう意味でも、人生を変える力のある本です。
10代や20代、30代で読むのがベストではありますが、40代、50代、60代、70代の人が読んで、次の日から人生を変えるきっかけにしてみるのも素敵だと思います。
他にも人生を良くするための指南が、この本には28個書かれています。
私がその中で「セルフィッシュに生きる」以外に興味を惹かれたのは、「あらゆることに根本的に対応する」と「控え目に約束する」ことです。
もちろん、他の項目も大変興味深いことがらばかりです。
ベタ褒めの内容で書いてしましましたが、ひとつだけ良くないところとしてあげると、内容を「日本人的なもの」に自分なりに置き換える必要があるところでしょうか。
この本を読み終わると、「自分を大切にする」ということの本当の意味がわかると思います。
自分を大切に生きている人は本当に魅力的です。
それは、経済面でもそうですが、精神面や健康面でも同じことが言えると思います。
周りの人を見てみると、自分らしく成功して生きている人ほど、良い意味で自分を優先していませんか?
実際、輝いて生きているなぁ~と感心する人ほど自分を大切にしていませんか?
いろいろな状況で頑張っている人がいると思いますので、そう簡単に「自分優先」はできない方もいるでしょう。
でも、この本を読んで、少しでもこの本の内容を生活に取り入れてみることをおススメします。
きっと素敵な自分なりの成功を手に入れられると思います。
いかがでしたか?
以上、「自分なりの成功を手に入れたい人におススメ!『セルフィッシュ』」の記事でした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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