こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。
僕は万年筆が大好きです。「ボールペンのように多くの人が万年筆を普段使いする素敵な世界の実現」という大いなる野望のもと日々密かなる活動をしています。
その一環として万年筆のインクの魅力を広めるべく、今回は万年筆インク・ペリカン4001ブルーブラックについて書いていきます。(大げさですみません。笑)
インク瓶
シンプルなデザインながら何か秘密の薬品の瓶のようでもあります。書くことへの楽しみを高めてくれるお洒落なデザインです。
ヨーロッパでは母性愛を象徴しているとされるペリカンのロゴマークのキャップも素敵です。
デスクに置いているだけでも書斎のインテリアの小物として存在感がありますよ。
ペリカン・ブルーブラックの基礎知識
現在では数少なくなった古典ブルーブラックです。古典ブルーブラックとは酸化鉄を含んだ酸性のインクのことで、メリットとして耐水性・耐光性に優れており長期の保存にも適しています。
デメリットとしては酸性のインクなので万年筆の頻繁なメンテナンスが必要と言われています。
日常使いしていて常にインク補充する万年筆なら2ヶ月に1度くらいの洗浄で十分ですが、滅多に使用しない万年筆で古典ブルーブラックを使う場合は、使用後の万年筆洗浄をこころがけてくださいね。
ペリカンブルーブラックの色について
落ち着きがあって発色のきれいなブルーブラックです。 ヨーロッパの手紙を思い起こさせる、どこか歴史的な雰囲気を感じる色です。
古典ブルーブラックらしく、最初は深い青の色目が空気に触れて乾いていくとだんだん黒っぽく変色していきます。これは書いていて本当に楽しいです。なんか魔法使いにでもなった感覚です。
実用的には、とても落ち着いたブルーですので、仕事関係の文章はもちろん、色々な用途に使用して大丈夫です。
インクボトルの値段も良心的で、62.5mlの容量があります。インクが国内最大量入れることができるパイロットのコンバーター70で使っても、55回程度の入れ替えができますので大変経済的です。
写真ではうまく伝わらないのですが、他のインクには無い独特の味が文字に出ます。(写真が下手くそですみません・・・土下座)
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国産のブルーブラックとの色の比較
1・セーラー万年筆ジェントルインク・ブルーブラックとの比較
明らかにセーラーのジェントルインクのほうが黒に近いです。これは好みになるかと思いますが、より「ブルーブッラク」的な色を求めるならペリカンのブルーブラックでしょう。
2・プラチナ万年筆ブルーブラックとの比較
プラチナのブルーブラックがより青に近いです。数少ない同じ古典ブルーブラックですが、それぞれの色の違いを楽しんでみるのは楽しいはずです。ペリカンのほうが薄いため、より古典ブルーブラック的な色の変化が楽しめるのはプラチナのほうです。
3・パイロット・ブルーブラックとの比較
日本人的にはパイロットのブルーブラックこそ「ブルーブラック」の色として意識してしまう人も多いと思いますが、ペリカンのブルーブラックはパイロットの色目に近いので、パイロットに慣れている人は違和感無く使えます。
最後に
ペリカンのブルーブラックは数少ない古典ブルーブラックインクとして万年筆の楽しみをより広げてくれます!ご紹介したように書き始めと書き終わりのインクの変色を見るのは万年筆の楽しみの中でも格別のものです。
古典ブルーブラックを使うことで、万年筆のメンテナンスが気になるという人もいると思いますが、ペリカンのブルーブラックは比較的、腐食性も弱く、そんなに気にすることはありません。(もちろん、長い間のほったらかしはダメですよ。笑)
ぜひ、定期的なメンテナンスも込みで、この魅惑的で魔術的なペリカン・ブルーブラックを楽しんでみて下さい。
製品情報
製品名 ペリカンボトルインク ブルーブラック4001/76
参考価格 1000円(税込) ネットならもう少し安く購入できます。
いかがでしたか?ぜひご参考にしてもらえれば嬉しいです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「魅力的な万年筆インク!ペリカンブルーブラックのレビュー」の記事でした。
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