こんにちは。読んでもらってありがとうございます。
どんな物でも買ったばかりのときは新鮮で使っていてとても嬉しいものですよね。
でも、1年くらいたってしまうとその新鮮さがどんどん失われてしまいがち・・・
そしてより新しい物や便利な物に買い換えて、前の物を使わなくなってしまうように思います。
でも、押入れの中の整理などをしていて、10年以上前の物を見つけると妙に味が出ているように感じることってありませんか?
時間の流れって不思議なものだぁって思います。
昭和の時代にはありふれていた電化製品やおもちゃ、カメラやウインドウズ95時代のパソコンでさえそう。
中途半端な知識で書きますが、かのアインシュタインの理論によると、この宇宙の時間は一方通行で、空間の広がりとともに決してもとには戻らないものだそう。
どんなに科学が進歩してもタイムマシーンで過去に戻ることなんて決してできない時間の流れ。
だからこそ過去に作られた物に一定の時間が熟成肉のような味を出させるのかもしれませんね。
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机のひきだしの中の万年筆を探してみませんか?
万年筆は入学や就職祝いの定番。貰った当初は嬉しくて毎日のように使っていたはず。
でも、インクを入れ替えるのが面倒だとか、キャップを外すのがめんどくさいなぁ・・とかで机のひきだし等に何年もしまい込んだままになっていませんか?
僕はそんなひきだしにしまい込まれている万年筆には魅力が泉のように溢れかえっていると思うのです。
時間の流れが醸し出してくれている何ともいえない物としての良さ。プレゼントしてくれた人の思い出。昔使っていた感覚と今の感覚との違い。
そんなことが重なりあった新品には絶対に出せない熟成を放つかけがえのない1本。
かく言う僕も、6年以上机のひきだしにしまったままにしていた約18年前に父から貰ったパイロットカスタム74を最近また使い出しました。
他に持っているセーラー万年筆などもそれぞれ愛着がありますが、長い時間の流れを経たカスタム74は特別な存在として表現できないオーラを放っています。
18年も経つと本当に不思議な魅力を発します。それはまるでオールドカーのようでもあります。
万年筆の良いところは何年も使っていなくても、基本的には水洗いすれば、すぐに使えるようになることです。
名前のとおり、時間の流れを経た物も、それを味わいながらまた現役で使用できるところが万年筆の魅力なのです。
時間を経ても失われていないペン先の輝きに魅入られるかもしれません。
机のひきだしの中などにしまったままにしている心あたりのある人は、ぜひこの夏休みにでもお探しを。
もし、心あたりのない人は、中古を購入するのでは無く、ご自分で新品を買ってゆっくり熟成されることをおススメします。
そのほうが時間の流れを経た後のオーラを絶対に感じられることでしょう。
万年筆は書いていく過程で自分だけの書き味に調整していく一人だけの筆記具。孤高の文房具なのです。
なぜ僕がここまで万年筆に肩入れしているかと言いますと・・・・
それは『多くの人がボールペンのように万年筆を普段使いする素敵な世界の実現』という大いなる野望を抱いているからなのです。(おおげさですみません、笑)
いかがでしたか?最後までおつきあいいただいてありがとうございました。
以上、「ひきだしの中の万年筆の魅力」の記事でした。
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