万年筆使いアキラ

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初心者必見!コンポの音を良くしたい!セッティング編

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コンポやミニコンポはCDだけでなくUSBなどを通じて音楽ファイル(MP3など)が気軽に聞ける製品として多くの人に親しまれていますよね。

ほとんどの場合、スピーカーも付属しているか、推奨のスピーカーが提案されているので、購入してすぐに音楽が簡単に聞けるのがとても便利です。

もちろん素敵な商品ではありますが、スピーカーセットのコンポで概ね3万円~5万円、スピーカー別売りだと10万円程度のそれなりの価格もする商品でもあります。

アマゾンや価格ドットコムなどで評判をチェックしてから、じっくりと検討の上に購入する価格帯ではないでしょうか。

ですが、いざ購入して部屋で聞いてみると、ネットの評判や思っていたほど「音」が良くないなぁって思ったことはありませんか?

結局、聞かなくなってしまって、音楽を聞くのは音量を気にせずに聞けるスマホとイヤホン。コンポは「仏壇」的にお部屋のインテリアになっていませんか?

実はかく言う僕もそのくちでした。

せっかくネットでの評判を調べに調べて、店頭でも音を確かめたのに、家で聞いてみると思っていた音ではない・・

これなら近所迷惑にならないスマホとイヤホンが便利で良い!ってすぐになってしまってました。

しかし!!!生来、あきらめの悪い僕!

何とかして購入したコンポを使って最大限に「良い音」を追求できないものかと日々苦苦闘を続けて3年。(大げさですみません。笑)

やっと自分の中では本日の時点で最大限引き出せた感があります!

僕自身は音楽の専門家ではありませんし、「音」の良し悪しがわかる耳を持っているとは到底言えません。

「音」は個人の感覚が大きいと思いますので一概に全ての人にあてはまらないかもしれません。

それでも、僕がコンポの音を良くするために挑戦したことがらについて書いてみたいと思います。

なぜなら、コンポの「音」が良くなったと僕が感じたとき、それはイヤホンから聞こえる音とはまったく違った感動があったからです。

以下に書いていくことは、おそらくオーディオ通の方々にとっては、あたりまえのことかもしれません。

また過去長年にわたって「良い音」を追求し尽した「マスター」的な方々にとっては「それ、おかしいぞ!!」とお叱りを受けることが多いかもしれません。

是非、これまでの「オーディオ素人」の「あがき」を笑ってご一読いただければ幸いです。

僕の使用しているコンポ

僕が音楽を聞くときに使用しているONKYOのCR-N765です。

僕がCR-N765を購入したのは今から3年前の2015年。

2018年の今はすでに後継機種のCR-N775が販売されており、残念ながら店頭ではもはら販売されていないコンポです。

しかし、購入当時はかなり評判の良いコンポでしたし、今でも部屋で聞くには十分な性能を有しています。

僕の使用しているスピーカー

使用しているスピーカーはONKYOのD-112EXTです。

これは販売店でCR-N765用としてメーカー推奨のスピーカーとして売っていたものです。

カタログに「スタジオの特等席にいるようなリミテッド仕様ともいうべき響き」と書かれており、あと2つあった推奨スピーカより価格は高かったのですが購入しました。

ちなみにCR-N765とセットでVGP2015 ライフスタイル分科会のシステムオーディオ/ハイコンポ ハイクラス(10万円以上20万円未満)で受賞した優れもの。

ネットでの評判も上々でした。

ファーストインプレッション

もともと音楽が好きで、学生時代は合唱団に入っていた僕。

CR-N765とD-112EXTが「どんな素敵な音を聞かせてくれるんだろう?」とわくわくしながら本当にものすごく期待していました。

設置場所は深く考えずに、部屋の空きスペースに、余っていた高さ45cm、横幅70cm、奥行き40cmのソファーテーブルを置いて、その上にCR-N765とD-112EXTを設置。

設置の仕方はカタログ写真を参考に、単純にコンポ本体とスピーカーをテーブルにじか置きし、ぴったりと詰めて配置。見栄え的にはとてもかっこよくて満足でした!笑

さっそく大好きなバーンスタイン指揮・モーツアルトの交響曲「第25番と29番」のCDをかけてみました。

ところがどうでしょう・・前述しましたが僕的に「スマホで聞いたほうがいいんじゃないの?」って思うほど「素敵じゃない」としか言えない音が流れてきたのです。

「どうして?」と思って、いろいろ検索してみた結果、CR-N765とD-112EXTでは「クラシックを聞くのには不向き」的な書き込みを見つけ、しばらく落胆・・・・・・

でも、前に書いたとおり、とてもあきらめが悪い僕。

「高級アンプや高級スピーカーで聞いている人ばかりではないはず。このCR-N765で最大限の良音を追求してみよう!」と思いなおしたのです。

まずはセッティングを変えてみました!

CR-N765は大変優秀なコンポだと思っています。

くだんのソファーテーブルの上にコンポとスピーカーをぴったり詰めて設置していても、J-popなどを流すと良い感じの音が聞こえてきます。

なのにクラシックをかけると僕が期待する「素敵な音」が聞こえてこないのはなぜなのか?

そこで、オーディオ通の方々のサイトをかたっぱしから調べあげました。

結果、僕のコンポとスピーカーのセッティングに問題ありと気がついたのです!!

「きちんとセッティングする=聞くときの耳の高さにスピーカの上部を合わせる」ことが基本だったのです。

そのためにはスピーカースタンドがあったほうがベターであることもわかりました。

でも、予算が・・・・スピーカースタンドを自作することにしました!笑

でも、できるだけ良い音になるようにと、ホームセンターで変形が少ない集成材と重さのある板を選び完成させたのが以下の写真の中の自作スタンドです。

f:id:AkiraYamaguchi:20180826181428j:plain実は「ほんとかなぁ」って気持ちも少しはあったのですが、良い音にするためと信じて実行しました。

高さが45cmのソファーテーブルと自作スタンドの合わせ技で高さを揃えたのはご愛嬌ということでお許しを。その代わり倒れる心配はほとんどなく安定した状態です。

また、本当は、左右のスピーカーの間隔は6畳間だと1メートルくらいが良いようですが、僕の場合は他の家具などとの関係上、約40cmほどしか離せません。

しかし、セッティング「みそ」でもある「座って聞く椅子(リスニングポイント)」と「左右のスピーカー」で正三角形になるように配慮しました。

また、壁からスピーカーをできるかぎり離して設置しました。(約30cmほどです。)

さて、ホームセンターでの木材の購入、スタンドの制作とコンポとスピーカーのセッティングしなおしに約半日の苦闘の結果はいかに!笑

「さぁ、どんな音に変化するんだろう?」とワクワクしながら、モーツアルトの交響曲第25番と29番のCDをかけてみると・・・・・

あら、不思議!!!

ぜんぜん音が違うではありませんか!!!!今までとは違う「素敵な音」が流れてきたのです。とても同じコンポとスピーカーとは思えなかったです。

自作スタンド制作に要した費用は約4,000円。でも、コスパは無茶苦茶良かったです。なぜなら、ある意味、劇的に「音」の変化を実感できたからです!

自作は面倒だと思う人も多いかと思います。僕自身も後でわかったのですが、意外に安価で既製品のスピーカースタンドも販売されていますよ。

はじめてこのセッティングの話を聞くと、僕と同じように少しマユツバ感を持つ人もいると思いますが、お部屋のスペース的に大丈夫な人はぜひお試しを!

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まとめ

さて、僕のドタバタ経験談を書きましたが、じつは良い音を聞くために「オーディオのセッティングの重要性」は オーディオ通の方々の中では常識のようです。

繰り返しになりますがコンポとスピーカーの良いセッティングのやり方をまとめると、

1・スピーカーの上部と聞くときの耳の位置の高さを合わせる。

2・左右のスピーカーと聞く場所が正三角形になるようにセッティングする。

3・左右のスピーカーは6畳間で聞く場合は約1メートルは間隔を空けたほうが良い。

4・スピーカー(バスレフ型は特に)は背面の壁から約30cm程度離したほうが良い。

5・スピーカーをしかっり安定するように置くこと。

です。

僕はぜんぜん知らなかったのですが・・・・・・

実際のところ、僕のようにコンポとスピーカーはカタログお写真のように置くだけでOKって思っている人も多いのではないでしょうか。

せっかく購入されたコンポがさらに「良い音」を出すためのご参考になれば幸いです。

じつはこれで味をしめてしまった僕・・・・

実はこの3年間、どんどんCR-N765とD-112EXTでの「素敵な音」を追求していくことになってしまいました・・・・

続編もぜひ読んでくださいませ。

www.akira-mannenhitsu.com 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

以上、「初心者必見!コンポの音を良くしたい!セッティング編」の記事でした。

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