こんにちは。読んでもらってありがとうございます。
万年筆を使っていると、インクにどんどん興味が出てくるものですよね。かく言う僕もいろんなインクを試すのが大好きです。
そんななか、最近ハマってしまったのが古典インク。
ペリカンのブルーブラックやプラチナ万年筆のブルーブラックをメモや葉書などに多用してその魔術的な書いた直後と時間経過後の不思議な色の変化を毎日楽しんでいます。
ただ、使い過ぎたせいか、ブルーブラックばかりを使うのにちょっと飽き飽きしてきたので、ちょっと気分を変えたくなってきてしまいました。
そこで、6種類あるプラチナ万年筆クラシックインクの中から既に購入済みのカシスブラック以外でさんざん迷ったあげくにセピアブラックを購入しました。
使ってみた感想をご紹介したいと思います。
まず古典インクについて
染料インクや顔料インクが主流になる前、もともとは主流だった鉄分を調合した成分のインクなので「古典インク」と呼ばれています。
ご紹介しているクラシックインク・セピアブラックは名前のとおりですが、この「古典インク」です。
このインクは難しく言うと、鉄イオンがタンニン酸や没食子酸と反応し黒色の沈殿を生じて紙に定着するという科学反応を利用したインク。
これは文字を確実に保存するために考えられたものなのです。水に強くとても長期保存に適しているという特徴があります。
また、文字を書いた直後の色がだんだんと黒色になっていくのも特徴です。この変化が僕的には魔術的な感じがしてとてもハマってしまっています。
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セピアブラックの使用感
深いブラウンとグレーの中間のような渋い色がとても魅力的です。古い写真をイメージさせる「セピア」のネーミングはを考えた人をリスペクトします!さすが!
この色をノート一杯にぜいたくに使うと古い思い出が蘇ってくるようです。思わず自叙伝でも書こうかなぁなんて思ってしまいました。(笑)
書いた直後と時間経過後の色の変化は同じプラチナ万年筆のブルーブラックやクラシックインク・カシスブラックに比べると少ない感じ。
でも、これは書く紙によって、変化の度合いが違います。
また当たり前かもしれませんが、インクフローの少ないF字のペン先ではあまり変化が無く、フローの多いM字以上だと変化をより強く感じます。
ただ、実感で言うと、「古典インク」の魔術的な色の変化を実感したいという人には同じクラシックインクのカシスブラックのほうがよりわかりやすく変化します。
プラチナ万年筆のブルーブラックより少しわかりにくいくらいの変化度合いとも言えます。
でも、色の持つ印象でいうとセピアブラックの独特なノスタルジックな色は他にはない不思議な魅力を発しているのは間違いありません。
実用面でも、学習ノートやメモなどに問題なく使える色ですし、ビジネスで使う場合も宛名書きや公式な文章以外は十分に使える色です。
個人的には日記での使用がいいかなぁと思っています。色の持つイメージが日々のありふれた出来事も素敵なものに変えてくれる気がします。
インクのパッケージは「古典インク」らしいデザインで素敵です。
これは贅沢な要望ですが、パッケージが素敵なだけにインク瓶も通常のプラチナ万年筆のインク瓶と同じでは無いデザインだったら良かったなぁって思ってしまってます。
例えば「古典インク」の魔術的な色の変化を想像させるような魔法の薬の小瓶のイメージでと言いましょうか。(笑)
クラシックインクの情報
メーカー:プラチナ万年筆株式会社
商品名:CLASSIC INK
2017年2月10日発売。定価2000円(税抜)インク容量60cc
カシスブラック、フォレストブラック、シトラスブラック、カーキブラック、ラベンダーブラック、セピアブラックの全6色
<以下はクラシックインク箱の説明文よりの抜粋です>
茶葉等に含まれる植物由来の成分と鉄分を調合した水溶性インクです。紙に浸透し酸化して定着するため、対光・耐水に優れ、長期間の保存に適した特殊なインクです。
いかがでしたか?ぜひクラシックインク・セピアブラックのご購入の際の参考にしてみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。以上、「クラシックインク・セピアブラックを使ってみました!」の記事でした。
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